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株式会社 山義

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2017.08.23

木のお話

chapter 69

 

 

>>>木の家

 

 

木の家に住むということ。

工業製品では生み出せない木の持つ力が、住む人にとってたくさんのメリットを与えてくれます。

 

 

「木の強さ」

日本最古の建築にも使用されているヒノキ。

ヒノキは伐採後から約200年後まで強度は増し続け、

その後は徐々に強度は低下しますが、1200年経っても伐採後と同じ強度を保つのです。

 

「木の耐久性」

ヒノキは耐久性が非常に高く、

その独特な香りは、シロアリに対して強い抵抗力があり、木材腐朽菌を抑えると言われています。

また、木材と鉄の風化速度を比較すると木材の方が風化が遅いということも分かっています。

 

「木の断熱性」

木の繊維は、パイプのようになっており、その中に動かない空気が含まれているため、熱が伝わりにくくなっています。

木の断熱性はコンクリートの約10倍、鉄の約500倍もあるのです。

 

「木と健康」

木には調湿性があり、湿度が高いと湿気を吸収し、乾燥していると水分を放出します。

この性能により、空気の乾燥する時期に湿度を高め、菌が繁殖するのを抑制します。

木は、健康維持にも役立てられるのです。

 

「木の優しさ」

紫外線は体に悪い影響を与えることがあります。

木は、紫外線をよく吸収するため、木から反射する光にはほとんど紫外線が含まれません。

逆に赤外線の反射は大きいため、光に温かさが感じられます。

また、木は音を適度に吸収しまろやかにし、聞きやすい音にしてくれます。

 

 

 

木材には、自然が作り出すあじわいがあります。

特に国産材は、高温多湿な日本の環境に慣れているため、木の能力を最大限に発揮することができ

木の家は、安心安全な住まいとして、住む人に快適を届けてくれるのです。

 

 

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2017.08.22

木のお話

chapter 68

 

 

>>>木の種類

 

 

 

 

 

木といっても多種多様にあり、性質も様々。

 

 

 

「針葉樹と広葉樹」

住まいに使われる木には、大きく分けて針葉樹と広葉樹の2種類。

 

住宅木材として活用されているのは、主にスギやヒノキなどの針葉樹。

針葉樹とは、幹が真っ直ぐ伸び、先がとがり細い葉をつける樹種。

比較的軽くて柔らかいため扱いやすく、

木目が縦に真っ直ぐ通っており見た目にも美しいことから建築によく利用されています。

 

広葉樹は、主にケヤキ、ナラ、クリ、サクラなどがあり

幹は太く曲がっていることが多く、扁平な葉をつける樹種。

なめらかで粘り強く、重くて硬く傷がつきにくいことから床板などに使用されています。

 

 

 

それぞれの樹種の自然が生んだ豊かな特性を理解し

「適材適所」の木材選択でその特性を無駄なく活かすことが

安心安全な木の家へと繋がるのです。

 

 

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2017.08.18

木のお話

chapter 67

 

 

>>>木目

 

 

 

木から木材として切り出すとき

その切り出し方によってできる木の模様のことを木目といいます。

 

木目の違いは見た目の違いだけでなく、木の性質とも関係しているのです。

 

 

「柾目」

柾目とは木材の縦断面に現れる木目が、平行なものまたは真っ直ぐなものをいいます。

年輪の直径またはこれに近い面で縦断した断面に現れます。

真っ直ぐ平行に流れる美しい木目が特徴であり

性能面でも、収縮や反りが小さく、狂いの少ない木材となることも魅力。

 

「板目」

木の樹心を通らない面で、たて方向に切断したとき(接線断面)木材の表面に現れる波形などの木目。

同じ木でも二つと同じ板目を取ることはできません。

板目の木材は個性が豊かで、木の存在感を際立たせ

木の力強さから柔らかさまで様々な表情をみせてくれます。

また、強度に優れ、多少の曲げにも耐えられる強さがあります。

 

 

もとは1本の木。

しかし切り出し方でそれぞれの特徴を持った木材へと生まれ変わるのです。

 

 

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2017.08.17

木のお話

chapter 66

 

 

>>>木の部位

 

 

 

 

木は、1本の中から様々な部位に分けられ、

その部位にもそれぞれ特性があります。

 

 

年輪の中心を「樹芯」。

その回りの赤みがかった部分を「心材(赤身)」。

その外側を「辺材(白太)」といいます。

 

心材は生命活動を停止しており細胞が死んで変質したもの。

そのため腐りにくく、虫にも強いため耐久性に優れています。

 

辺材は柔細胞が活動しており、栄養分や水分が多いため心材よりも腐りやすくなります。

しかし、雨や風にさらされながら、何十メートルもの巨木を支えてきた辺材は、強度に優れています。

 

 

家を造るときの材料として、素材に求めることは「耐久性」と「強度」。

木は1本の中にその両方を兼ね備えているのです。

「心材」と「辺材」。

正確に使い分けることで、木の家はさらに長く安心して住まうことができるのです。

 

 

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2017.08.10

木のお話

chapter 65

 

 

>>>木の持つ力

 

 

 

yamayosiの起源は製材所。

そのルーツもあり、yamayosiが造り上げる建築には木を豊富に使用しています。

 

 

そこで少し木のお話を…

 

 

木にはどのような力があるのでしょうか。

それは、見た目の美しさや自然の恵みだけにとどまりません。

 

 

・紫外線を吸収し、赤外線を反射する性質があるため光をやわらかくし、落ち着ける空間へ。

 

・適度に音を吸収し、美しく響かせ、耳障りな音を和らげ、やわらかい音へ。

 

・木の細かな孔が湿度を調整。空気を心地よくし、快適な室内環境へ。

 

・木の温かみや肌触り、香り、音などが子どもの五感を育て、心を落ち着かせ、子どもの力を引き出す。

 

・調湿機能や抗菌機能でシックハウスや小児喘息などアレルギー原因を抑える。

 

・年月を重ね、使い込まれることで味わいが出て、経年変化を楽しむことができる。

 

 

このように木には様々な力があります。

 

木に包まれた空間にいると温もりを感じ、木が室内環境を整え、

子どもの情緒を育て、健康にも良い影響を与えてくれるのです。

 

 

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