住まいに必要な空間が変わっていくことは、戸建住宅のみならず
共同住宅にも同じような考え方が求められるに違いない。

東京メトロ 千駄木駅に程近い賃貸マンションのリノヴェーション。
オーナーの想いは、暖色系を基調としたシンプルな空間を低コストで実現すること。

通常の賃貸マンションのリフォームといった概念を排除し、間取りから見直しを行った。
設備機器を集中化することでコストを抑え、従来よりも広い居室空間を獲得。
またデッドスペースを最大限活用し、十分な収納容量を確保した。

「費用対効果」は空間を規定する重要な要素の一つ。
単に費用をかけて空間を一新すればよいというものではない。
収支のバランスがとれた総合設計プロデュースが賃貸運営を成功させる鍵と考えている。